電験は、学習の範囲がきわめて広い試験ですが、重要な学習テーマについて繰り返し出題されることが大きな特徴です。過去問題の研究は、学習を始めるときの指針となること、また学習の仕上げにも欠かせないことはご承知のとおりです。過去の問題をよく吟味分析し、類似の問題を確実に解答することが合格への早道となります。
過去問題集の姉妹書として「電験1種模範解答集」(電気書院)が刊行されていますが、さらにさかのぼった年度の希望が多くあり、本書は、それに応えるべく誕生したもので、平成18年から平成27年まで10年間の一次試験・二次試験の全問題を収録しています。
本書と「電験1種模範解答集」を合わせれば、試験の出題傾向をつかむことも十分可能となりましょう。