各節は4ページからなり、1ページ目が解説、2ページ目が例題、3∼4ページ目が演習問題です。解説に書けなかった部分を例題にしたものもあります。
第1章「直流回路」では、電圧と電流の概念を身につけ、キルヒホッフの法則に習熟します。テブナンの定理、Y–Δ変換、ブリッジ回路、網目電流法、節点電位法などは、直流回路の中で学習しますが、交流回路でも使うことができます。
第2章「正弦波交流回路」では、正弦波の電圧と電流をフェーザで表現し、インピーダンスを使って計算します。数学の知識として複素数と正弦波が必要ですので、それぞれを第2.1節と第2.2節で学べるようにしました。
第7章「過渡現象」では、微分方程式の解法とラプラス変換の知識が必要ですので、それぞれを第7.2節と第7.5節で解説しました。
今回の改訂では、一部の例題や演習問題を差し替え、図面を見やすく修正し、新たに解答欄を設けました。解答欄を設けることにより、解答へ向かって進みやすくなり、進捗状況を確認することができます。