理論は電気工学の基礎として学ぶのは当然ですが、何よりも理論的な見方・考え方を習得することが大切です。
本書は、電験3種の「理論」合格のための道案内を目的に書かれました。内容的には、弊社発行の過去問マスタや過去問題集を参照し、その出題内容と出題頻度を検討し、必修事項を取り上げています。受験者の中には電子回路を苦手とする人が多いようですから、この部分には丁寧な解説を加えています。
「理論」に含まれる内容を、10のテーマ、10章に大別し、各章をいくつかのLessonに分けました。さらに各Lessonのなかを次のように構成しています。
[STEP0 事前に知っておくべき事項]
そのLessonを勉強するにあたって、知っておいた方がよい予備知識を簡単にまとめています。Lessonの勉強の最初にご一読下さい。
[覚えるべき重要ポイント]
そのLessonでの特に重要な事項、覚えるべき重要なポイントをまとめています。STEP1、STEP2の学習を一通り終えたら、そのLessonのキーワードや公式を覚えているかチェックするのに活用できます。
[STEP1、STEP2]
試験に出題される要点を解説しています。各STEPのあとに練習問題を配し、そのSTEPでの内容を理解したか確認できるようになっています。
重要な語句や公式については、赤字になっているので、付属の赤シートで要点を理解できたかチェックしながら進めましょう。
[練習問題]
穴埋め問題や計算問題など各STEPで学んだ内容が理解できているか確認しましょう。
[STEP3]
各章の総まとめとして、Lessonをまたがった内容やB問題相当のレベルの問題を用意しました。