電験3種「電力」科目に合格するには、水力・汽力・原子力発電、自然エネルギー発電、変電所、送電・地中線路、配電線路および電気材料に関する項目について幅広い知識が必要となります。
学習する範囲が広く、何から手を付ければよいか少し不安になります。そこで本書は、初めて電験3種を受験される受験生を対象として、過去に出題された問題の傾向を分析し、出題頻度の多い項目と重要と思われる項目に絞り、Lessonn名で表しています。
「電力」に含まれる内容を、9のテーマ、9章に大別し、各章をいくつかのLessonに分けました。さらに各Lessonのなかを次のように構成しています。
[STEP0 事前に知っておくべき事項]
そのLessonを勉強するにあたって、知っておいた方がよい予備知識を簡単にまとめています。Lessonの勉強の最初にご一読下さい。
[覚えるべき重要ポイント]
そのLessonでの特に重要な事項、覚えるべき重要なポイントをまとめています。STEP1、STEP2の学習を一通り終えたら、そのLessonのキーワードや公式を覚えているかチェックするのに活用できます。
[STEP1、STEP2]
試験に出題される要点を解説しています。各STEPのあとに練習問題を配し、そのSTEPでの内容を理解したか確認できるようになっています。
重要な語句や公式については、赤字になっているので、付属の赤シートで要点を理解できたかチェックしながら進めましょう。
[練習問題]
穴埋め問題や計算問題など各STEPで学んだ内容が理解できているか確認しましょう。
[STEP3]
各章の総まとめとして、Lessonをまたがった内容やB問題相当のレベルの問題を用意しました。