ISO(ジュネーブにある国際標準化機構)による品質管理規格のISO9000シリーズの採用により企業の「イメージアップ」につながると輸出企業を中心に競って取得したものです。ISOは国際単位(SI単位)の採用を日本に受け入れさせ、2000年にGPS(幾何公差特性)のJISへの大幅な導入をして新JIS規格としました。
設計製図関係だけでもISO規格の8割を越えるものが新JIS規格となり、残りは旧JIS規格のまま構成されています。
現役で設計製図、検査及び品質管理に従事する技術者は、新JIS規格に対応できなければ輸出製品業務に従事することができません。
本書は、姉妹書の新JIS「機械製図」と合わせて、平成12年に新JISとして改正された部分のほぼすべてを記載しており、現役の技術者及び国家試験受験者の利便性を考え、新JISの規格に対応できるように実例を加味して基礎からまとめたものです。