新JIS規格の導入までの沿革を含めて、できるだけ実施例をあげて解説しています。
またCAD製図の導入により、実際に手書きで図面を描く機会が少なかった初心者のために、本書では手書きのできるように配慮しているので、製図関係の資格の受験者にも役立つ内容です。
(2010年、製図関係のJIS規格のうち、「製図総則」及び「機械製図」が改正されました)
1章 ISO導入の流れ
1958年 JIS B 0001 制定時の基本方針
2000年の改正方針
国際標準化の必要性
JIS B 0001「機械製図」の沿革と2010年の改正
2章 機械製図
適用範囲
用語の意味
製図の目的
図面が具備しなければならない基本要件
一般事項
図面の大きさ及び様式
尺度
線
文字及び文章
図面に用いる記号
図面に用いる図形の表し方
製図に用いる投影法
投影図の表し方
断面図の表し方
図形の省略
特殊な図示方法
寸法記入方法
外形図の寸法の表し方
照合番号
図面の訂正・変更
3章 製図の幾何特性仕様(GPS)
製図における幾何公差の図示方法
幾何公差の用語
幾何公差の図示方法
公差域及びその指示方法
4章 幾何公差のためのデータム
幾何公差の種類と記号
幾何公差の表し方
データム及びデータム系の図示方法
データムターゲットの図示方法
形体グループをデータムとする指示
データムの設定
データムの適用
5章 公差表示方式の基本原則
規定範囲
適用分野
参考規格
独立の原則
公差
寸法と幾何特性との相互依存性
図面への適用
定義
基本概念
6章 寸法公差
寸法の許容限界
用語の説明
寸法公差,寸法許容差及びはめあいの表示と解釈
基本公差
はめあい方式
7章 普通幾何公差
適用範囲
一般事項
引用規格
普通公差
普通幾何公差
図面上の図示
採否
附属書A:幾何特性に対する普通公差表示方法の背景にある概念
附属書B:追加情報
8章 幾何偏差の定義及び表示
適用範囲
用語の意味
幾何偏差の種類
定義
表示
9章 GPSによる表面性状の図示方法
表面性状の基本図式号
10章 GPSによる表面性状:輪郭曲線方式
用語の定義
輪郭曲線パラメータの定義
11章 溶接継手
溶接継手の種類
溶接記号の用語及び定義
溶接記号の構成
溶接部記号
溶接記号の使用例
溶接記号のデザイン
溶接記号の表示
寸法の表示
補足的な指示
12章 ねじ及びねじ部品
ねじの図示
ねじの寸法記入
六角ボルト・ナットの簡略図示
ねじインサートの図示
ねじ部品の簡略図示
13章 歯車製図
歯車の基礎知識
歯車各部の名称
歯車の種類
インボリュート歯形の歯車の計算式
歯車製図
14章 ばね製図
適用範囲
定義
ばねの図示方法
要目表の表示方法