Takuma先生の電験電卓講座 -電験1・2種編-

Takuma先生の電験電卓講座 -電験1・2種編-

  • 9784485120422.IN01.jpg
  • 9784485120422.IN02.jpg
  • 9784485120422.IN03.jpg
  • 9784485120422.IN04.jpg

  • 発売日: 2024/08/27
  • 著者: 宅間 博之
  • 判型: A5判
  • 頁: 239
  • ISBN: 978-4-485-12042-2
  • 定価: 2,750円(税込)
  • 商品紹介
  • 目次
  • 動画

本書は『Takuma先生の電験電卓講座~電験3種編~』の続編として、電験1・2種の受験生に向けた、電卓操作の応用編です。

主に知ってほしい電卓の機能や操作方法について八つの講座にまとめました。

 

第1講座で一般電卓の性能、第2講座では電卓の機能をまとめています。本格的な電卓操作は第3講座から始まり、まずは三角関数を取り扱います。三角関数の倍角の公式、半角の公式、余弦定理といった高度な数学を取得しながら、一般電卓での計算方法を理解しましょう。

第4講座は電気回路の計算についてまとめています。直列、並列が複雑に絡む回路計算を、さまざまな手法で解いていく、本書の醍醐味となる重要な箇所となります。

第5講座は複雑な複素数の計算を一般電卓でどのように解いていくのかをまとめました。複雑な複素数計算を可能な限りシンプルに、そして素早く計算する方法をマスターしましょう。

第6講座はさまざまな方程式の計算についてまとめています。電験3種では使う頻度が少なかった「二次方程式の解の公式」や三つの方程式を並べて解く「三元一次方程式」などの計算を素早く行う、いわば電卓操作の「必殺技」を体得する講座となっています。

第7講座は積分について触れています。電験2種以上の上位試験では避けて通れない積分の計算並びに、積分で扱う指数の対義である対数について触れています。

最後の第8講座は、近似、円の方程式、積分の対義になる微分など、電卓の操作と直接関係ないが、取得しておくべき数学についてまとめました。もし計算に行き詰まったとき、この講座を見返すことで問題を解く一助になれば幸いです。

はじめに

 

第1講座 一般電卓の性能

1.1 計算上の順序と一般電卓の性能

1.2 電卓の状態をチェック

 

第2講座 電卓の機能説明

2.1 スライドキーの設定

2.2 キーの操作詳細

2.3 累積メモリー

2.4 独立メモリー

2.5 消去

2.6 税率設定による円周率の計算

 

第3講座 三角関数の計算

3.1 三角比と弧度法

3.2 三角比の拡張

3.3 三角比と有効電力、無効電力の関係

3.4 三角関数の加法定理

3.5 三角関数の2倍角の公式

3.6 三角関数の3倍角の公式

3.7 三角関数の半角の公式

3.8 三角関数の余弦定理

3.9 まとめ・三角関数の合成と電卓の向き合い方

 

第4講座 電卓の基礎操作で回路計算を解く

4.1 累積計算

4.2 定数計算

4.3 電卓操作における定数計算とは

4.4 複素数の性質と表示方法

4.5 逆数・分数の計算

4.6 分数の計算

4.7 三相交流回路の計算

 

第5講座 複雑な複素数計算を一般電卓で解く

5.1 複素数と複素数の乗算

5.2 複素数と複素数の除算

5.3 共役複素数

5.4 ベクトルオペレータ

5.5 電卓の機能を駆使した複素数の乗算(カシオ限定)

 

第6講座 さまざまな方程式を一般電卓で解く

6.1 二次方程式

6.2 高次方程式

6.3 連立方程式と行列式

6.4 行列式と四端子定数

 

第7講座 定積分の計算

7.1 積分とは

7.2 不定積分と定積分

7.3 積分の公式

7.4 定積分の変形

7.5 指数・対数について

 

第8講座 さらに知っておきたい数学

8.1 正弦(sin)が非常に小さい場合の取り扱い

8.2 逆三角関数tan-1から角度を求める

8.3 高次方程式における小さな数

8.4 二項定理と近似式

8.5 円の方程式と電力円線図

8.6 平方完成

8.7 微分と関数の極値

8.8 微分方程式とラプラス変換

8.9 三次方程式の因数分解と組立除法

 

索引

関連書籍

  • Takuma先生の電験電卓講座 -電験3種編-

    Takuma先生の電験電卓講座 -電験3種編-