本書は、平成30年(2018年)の初版、令和2年(2020年)の改訂新版に続き、最新の制度・実務動向を反映して刊行する「改訂2版」です。
とくにドローン測量に関して、航空法および関連告示の改正を踏まえ、飛行許可・承認手続きや運用基準を全面的に見直しました。測量業務におけるドローン活用が新たな実務段階へ移行する中、現場で求められる運用上の留意点や申請手続きの考え方を、実務目線で整理しています。
また、公共測量作業規程や測量成果の品質管理についても、デジタル化・三次元化の進展を踏まえて内容を更新。従来の平面図作成を前提とした測量から、点群データや三次元モデルを基盤とする測量・地理空間情報整備への移行を意識した構成としました。
測量実習や現場実務に携わる学生・技術者が、現在の測量業務を体系的に理解できる一冊です。
まえがき
序章 測量実習における安全の手引き
1.測量実習の心得
2.測量実習の準備
3.野外作業(外業)
4.室内作業(内業)
1章 機器の取り扱い
1-1 目的
1-2 測量器械の点検(室内;内業)
1-2-1 保管時・使用前
1-2-2 格納箱から器械を取り出すときの留意点
1-2-3 測量器械を操作するときの留意点
1-2-4 格納箱への格納時の留意点
1-2-5 測量器械を収納するときの留意点
1-3 測量器具の点検(野外;外業)
1-3-1 ポールの点検
1-3-2 標尺(スタッフ)の点検
1-3-3 三脚の点検
2章 基準点踏査
2-1 目的
2-2 知識
2-3 使用器具
2-4 実習手順
2-4-1 基準点の位置の確認(内業)
2-4-2 基準点の踏査と記録(外業)
2-5 結果の整理
2-6 課題
3章 距離測量(簡易距離測量)
3-1 目的
3-2 知識
3-2-1 距離の定義
3-2-2 距離の精度
3-3 使用器具
3-4 実習手順
3-4-1 歩幅の決定
3-4-2 測点の設置
3-4-3 歩測による距離測量
3-4-4 その他の簡易距離測量
3-5 結果の整理
3-6 課題
4章 距離測量
4-1 目的
4-2 知識
4-2-1 巻尺(テープ)
4-2-2 巻尺による測定
4-2-3 中間点の設置
4-3 使用器具
4-4 実習手順
4-4-1 鋼製巻尺の条件の整理
4-4-2 鋼製巻尺による距離測量
4-5 結果の整理
4-6 課題
5章 トータルステーション(TS)の据付け
5-1 目的
5-2 知識
5-2-1 据付けに必要な部位
5-2-2 望遠鏡の正位 と反位
5-3 使用器具
5-4 実習手順
5-4-1 卓上で使用頻度の高いつまみの操作を確認する
5-4-2 卓上で整準の操作を確認する
5-4-3 トータルステーションの据付け練習
5-4-4 トータルステーションの収納
5-5 課題
6章 角測量(水平角)
6-1 目的
6-2 知識
6-2-1 方向観測法
6-2-2 視準点
6-3 使用器具
6-4 実習手順
6-4-1 トータルステーションの据付け
6-4-2 水平角測量(1対回目)
6-4-3 水平角測量(2 対回目)
6-4-4 倍角差,観測差を求める
6-5 結果の整理
6-6 課題
7章 角測量(鉛直角)
7-1 目的
7-2 知識
7-2-1 鉛直角モード
7-2-2 器械高と目標高
7-3 使用器具
7-4 実習手順
7-4-1 トータルステーションの据付け
7-4-2 鉛直角測量(視準点O)
7-4-3 鉛直角測量(視準点P)
7-4-4 測定の良否を判断する
7-5 結果の整理
7-6 課題
8章 オートレベルの点検
8-1 目的
8-2 知識
8-2-1 使用頻度の高いオートレベルの部位名称
8-2-2 オートレベルの点検
8-2-3 不等距離法による視準線誤差点検の原理
8-3 使用器具
8-4 実習手順
8-4-1 オートレベルの据付け
8-4-2 気泡管の点検
8-4-3 標尺の設置
8-4-4 視準方法
8-4-5 標尺の読み方
8-4-6 コンペンセータの点検
8-4-7 視準線の点検
8-5 結果の整理
8-6 課題
9章 オートレベルによるスタジア距離測量
9-1 目的
9-2 知識
9-2-1 スタジア測量の原理
9-3 使用器具
9-4 実習手順
9-4-1 測線の決定
9-4-2 スタジア測量
9-5 結果の整理
9-6 課題
10章 オートレベルによる往復水準測量
10-1 目的
10-2 知識
10-2-1 昇降法による未知点の標高の求め方
10-2-2 器械に依存する誤差原因と消去対策
10-2-3 気象条件に依存する誤差原因と消去対策
10-2-4 ウェービング法による標尺の読み
10-3 使用器具
10-4 実習手順
10-4-1 路線の決定
10-4-2 水準測量
10-5 結果の整理
10-6 課題
11章 平板測量
11-1 目的
11-2 知識
11-2-1 平板測量
11-2-2 平板測量で点の位置を求める
11-3 使用器具
11-4 実習手順
11-4-1 平板の準備
11-4-2 測点の設置
11-4-3 平板の設置と測線abの描画
11-4-4 測点Aからの視準
11-4-5 測点Bからの視準
11-4-6 オフセット法の練習
11-5 結果の整理
11-6 課題
12章 トータルステーションによる基準点測量
12-1 目的
12-2 知識
12-2-1 単路線方式
12-2-2 距離の補正
12-2-3 測量座標と方向角
12-3 使用器具
12-4 実習手順
12-4-1 測点の設置
12-4-2 基準点観測
12-5 結果の整理
12-5-1 平面直角座標系上の水平距離の計算
12-5-2 各測点の座標計算
13章 ポール横断測量
13-1 目的
13-2 知識
13-3 使用器具
13-4 実習手順
13-4-1 手簿作成
13-4-2 ポール横断測量
13-5 結果の整理と考察
13-6 課題
14章 写真測量
14-1 目的
14-2 知識
14-2-1 空中写真の記載項目
14-2-2 空中写真の撮影高度
14-2-3 視差差ΔPと高低差Δh
14-3 使用器具
14-4 実習手順
14-4-1 空中写真の記載項目の記録
14-4-2 空中写真の観察
14-4-3 実体鏡による実体視
14-4-4 高低差の測定
14-5 結果の整理
14-6 課題
15章 無人航空機
15-1 無人航空機とは
15-1-1 無人航空機の現状
15-1-2 無人航空機(UAV)とは
15-2 基礎知識
15-3 トラブルについて
15-3-1 UAV(ドローン)に関連する要因
15-3-2 人的要因(操縦者)
15-3-3 外的な要因(気象)
15-3-4 トラブル回避の心得
15-4 関連する法律
15-4-1 航空法
15-4-2 無人航空機の飛行禁止空域
15-4-3 無人航空機の飛行方法
15-4-4 無人航空機の飛行に関する許可・承認申請
15-4-5 捜索又は救助のための特例
15-4-6 罰則規定
15-4-7 その他
15-5 操縦トレーニング
15-6 「無人航空機の飛行に関する許可・承認申請書」について
15-6-1 申請の目的
15-7 気象について
15-7-1 気圧と風
15-7-2 上昇気流と下降気流
15-7-3 大きな建物周辺の風の特徴(ビル風)
15-7-4 風の特徴と注意点
15-8 無人航空機の安全対策について
15-8-1 事前における安全対策
15-8-2 日常における安全対策
15-8-3 飛行前の安全対策
15-8-4 飛行開始時の安全対策
15-8-5 飛行中の安全対策
15-8-6 飛行後の安全対策
15-9 無人航空機を用いた測量
15-9-1 UAV 写真点群測量
15-9-2 UAV レーザ測量
15-9-3 航空レーザ測深測量(グリーンレーザ測量)
UAV チェックリスト
索引