暮らしと地球環境学

暮らしと地球環境学

  • POD
  • 発売日: 2008/10/15
  • 著者: 後藤恵之輔/後藤健介
  • 判型: B5
  • 頁: 301
  • ISBN: 978-4-485-30046-6
  • 定価: 2,860円(税込)
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世界で起こっている地球環境問題は、地球温暖化だけではなく、オゾン層の破壊、酸性雨、砂漠化、熱帯雨林の減少、野生生物種の減少、海洋汚染など、枚挙に暇がないほどです。

さらに、廃棄物問題、ヒートアイランド現象、大気汚染、光化学スモッグ、地盤汚染・地下水汚染、水質汚染、アスベスト問題などといった地域の環境問題もあります。

このように世界と地域は、現在いろいろな環境問題に直面しており、それらの解決に向けて、人類が英知を傾けていかねばならないことは言うまでもありません。

地球環境問題にしろ地域の環境問題にしろ、全てではないが、人知を尽くせば問題の軽減、防止などの解決に近づくことができるのではないだろうか。そのためには問題の本質を知ることが肝要であり、問題啓発の必要性がここに存在します。

本書の狙いも問題の啓発にあり、地球環境問題から地域の環境問題まで、暮らしと結びつけてその実態を知ってもらうところにあります。

まえがき

 

第1章 世界遺産でみる環境問題

1-1 世界遺産と環境問題

1-2 世界遺産とは

1-3 世界危機遺産

1-4 世界危機遺産の例

1-5 世界遺産、危機遺産に見る環境問題

 

第2章 地球温暖化

2-1 国内最高気温74年ぶりに更新

2-2 地球温暖化の定義とメカニズム

2-3 地球温暖化の影響

2-4 京都議定書

2-5 地球温暖化への対策

2-6 地球温暖化をめぐる問題

2-7 問題群としての地球環境問題

 

第3章 エルニーニョ現象・ラニーニャ現象

3-1 エルニーニョ現象・ラニーニャ現象とは

3-2 エルニーニョ現象・ラニーニャ現象のメカニズム

3-3 エルニーニョ現象と世界・日本の天候

3-4 エルニーニョ現象と冷害

3-5 エルニーニョ現象・ラニーニャ現象の監視と予測

 

第4章 異常気象

4-1 異常気象とは

4-2 異常気象の頻発

4-3 異常気象の原因

4-4 異常気象レポート2005

4-5 異常気象と地球温暖化

4-6 最近の異常気象の実態

4-7 生物季節現象の変化

 

第5章 気象災害

5-1 気象災害とは

5-2 豪雨

5-3 暴風

5-4 高潮

5-5 洪水

5-6 猛暑

5-7 竜巻

5-8 雷

5-9 飢饉

 

第6章 ヒートアイランド

6-1 熱の島

6-2 ヒートアイランドの原因

6-3 都市気温の上昇

6-4 熱中症

6-5 路面の照り返し

6-6 生態系への影響

6-7 ヒートアイランドの対策

 

第7章 屋上緑化

7-1 植物の減熱効果

7-2 屋上緑化の方法

7-3 屋上緑化、壁面緑化の例

7-4 屋上緑化の観測

7-5 屋上緑化の効果

7-6 屋上緑化、壁面緑化の補助

 

第8章 保水性塗装と低発熱性舗装

8-1 塗装とヒートアイランドの緩和

8-2 保水性舗装

8-3 低発熱性舗装

 

第9章 酸性雨

9-1 頭がはげるって

9-2 酸性雨のメカニズム

9-3 日本と中国の酸性雨被害

9-4 越境する原因物質

9-5 酸性雨による影響と被害

9-6 酸性雨に対する取組み

 

第10章 大気汚染と光化学スモッグ

10-1 大気汚染

10-2 光化学スモッグ

10-3 光化学スモッグの影響・対応策と注意報

10-4 再び光化学スモッグが増加中

10-5 九州覆う光化学スモッグ

10-6 原因物質は中国から

 

第11章 オゾン層の破壊

11-1 オゾン層とは

11-2 オゾンホール

11-3 オゾン層の破壊の元凶フロン

11-4 オゾン層破壊の影響

11-5 日本などの中緯度地方でもオゾン層破壊が

11-6 オゾン層破壊をめぐる話題

11-7 オゾン層破壊の対策

 

第12章 砂漠化

12-1 砂漠化の現状

12-2 砂漠化の要因

12-3 砂漠化の進行

12-4 砂漠化の緑化

12-5 水資源の海上備蓄と砂漠緑化

 

第13章 黄砂

13-1 春の使者

13-2 激化する黄砂現象

13-3 黄砂の発生・移動・降下

13-4 黄砂による影響

13-5 酸性雨原因物質の中和

13-6 サハラ砂漠のハムシン

 

第14章 熱帯雨林の減少

14-1 熱帯雨林とは

14-2 熱帯雨林の破壊

14-3 熱帯雨林減少の原因

14-4 熱帯雨林減少の影響

14-5 熱帯雨林減少への対策

14-6 熱帯雨林減少をめぐる話題

 

第15章 野生生物種の減少

15-1 なぜ「野生生物種の減少」なのか

15-2 野生生物種減少の原因

15-3 絶滅危惧種

15-4 野生生物種をめぐる話題

15-5 外来生物

 

第16章 生物生息空間の保全・復元・創造

16-1 生態系と環境劣化

16-2 生物生息空間の再生と創造

16-3 身近なビオトープ作りの例

16-4 自然再生型公共事業

16-5 ビオトープ・ネットワーク

16-6 エコロジカル・ネットワーク

 

第17章 近自然川づくり・多自然川づくり

17-1 自然豊かな川づくり

17-2 近自然川づくりとは

17-3 近自然川づくりの方法

17-4 新河川法

17-5 ビオトープ形態学と水環境

17-6 近自然川づくりの例

 

第18章 エコロード

18-1 エコロードの推進

18-2 エコロードの技術

18-3 エコロードの事例

18-4 特色あるエコロードの具体的紹介

 

第19章 ミティゲーション

19-1 ミティゲーションとは

19-2 ミティゲーションの事例

19-3 ミティゲーションの技術

19-4 ミティゲーション実施の具体的紹介

19-5 ミティゲーションの将来

 

第20章 海洋汚染

20-1 海洋汚染の原因

20-2 海洋汚染の実態

20-3 海洋ゴミ問題

20-4 タンカー油流出事故

20-5 湾岸戦争

 

第21章 水質汚染

21-1 水道水の水質汚染

21-2 DOとBOD、COD

21-3 河川・湖沼の汚染事例

21-4 環境ホルモン

 

第22章 地盤汚染・地下水汚染

22-1 気付きにくい地下汚染

22-2 汚染物質

22-3 汚染の拡散

22-4 汚染の監視

22-5 汚染の浄化対策

22-6 汚染浄化対策の事例

 

第23章 里山

23-1 人と里山

23-2 里山とは

23-3 里山の植生

23-4 里山の管理

23-5 里山再生の機運

 

第24章 廃棄物問題

24-1 富士山もごみがいっぱい

24-2 一般廃棄物と産業廃棄物

24-3 一般廃棄物の現状と対策

24-4 産業廃棄物の現状と対策

24-5 廃棄物をめぐる問題

 

第25章 リサイクル

25-1 リサイクルとは

25-2 リサイクルのいろいろ

25-3 家電リサイクル

25-4 リサイクルの効果

25-5 リサイクルをめぐる話題

 

第26章 バイオマスとバイオ燃料

26-1 バイオマス

26-2 バイオ燃料

26-3 ETBE混入方式と直接混合方式

26-4 懸念される植物値上げ

26-5 リサイクル材を用いたバイオマス発電

 

第27章 アスベスト問題

27-1 「奇跡の鉱物」アスベスト

27-2 アスベストの種類と用途

27-3 アスベストの健康被害

27-4 クボタ・ショック

27-5 アスベストの危険性認識から規制まで

27-6 アスベスト対策

27-7 9.11テロ後のニューヨークの懸念

 

第28章 塩害

28-1 塩害とは

28-2 原因別の塩害事例

28-3 塩害対策塩害に関する話題

 

第29章 旧塩田の緑化

29-1 塩田と旧塩田の緑化

29-2 塩生植物

29-3 シチメンソウ

29-4 アッケシソウ

29-5 中国天津濱海地区の開発

29-6 濱海地区の緑化

 

第30章 化学物質の保管と環境保全

30-1 私たちの生活と化学物質

30-2 PRTRとは

30-3 PRTR制度

30-4 PRTRでわかること

30-5 PRTRデータ公表結果の概要

30-6 私たち市民にできること

 

第31章 感染症

31-1 熱帯感染症の媒介蚊,生息北限の拡大

31-2 感染症とは

31-3 温暖化と感染症の拡大

31-4 蚊媒介性感染症

31-5 西ナイル熱の米国流行

31-6 感染症に備える

 

第32章 環境問題への国際的取組み

32-1 地球サミット

32-2 ラムサール条約

32-3 ワシントン条約

32-4 生物多様性条約

32-5 バゼール条約

32-6 ISO14000シリーズ

 

第33章 大都市の河川復元

33-1 韓国・前ソウル市長の選挙公約

33-2 清渓川の歴史

33-3 清渓川復元工事の概要

33-4 清渓川復元の意義

33-5 交通対策など

33-6 清渓川の復元完成そして都市変貌へ

 

第34章 住民で出来た身近な環境保全

34-1 住民の立場から

34-2 開発計画や事業への住民参加の大切さ

34-3 道路拡幅と樹木伐採

34-4 既存樹木の保存に成功

34-5 工事後の地域住民の思い

34-6 住民の積極参加を

 

あとがき

 

謝辞

 

参考文献

 

索引