まず、「要点まとめ」を読んで理解し、次に「○×問題」を解き、「要点まとめ」を振り返って進めます。最後に「ここがポイント!」で分からなかったところをおさらいします。本書はこの反復演習で内容理解を深めることを考えました。
元来、本試験は5択問題であるが、「答え」を確実に理解し、定着することが最重要と思い、演習問題は全て「○×問題」にしました。
本書は、また表を多く用いています。長文を読みこなして理解してゆくのは、なかなか難しいことなので、簡潔に表でまとめました。
2章の物理、化学の公式の箇所は図を用いています。物理、化学が苦手な方でも図を見て理解して頂ければと考えています。
はじめに
乙種第4類危険物取扱者試験受験ガイダンス
1章 危険物に関する法令
消防法上の危険物
製造所等の区分、予防規程
指定数量
保安距離・保有空地
消火設備
製造所、屋内貯蔵所、屋外タンク貯蔵所、屋内タンク貯蔵所、地下タンク貯蔵所、屋外貯蔵所
給油取扱所、販売取扱所、標識・掲示板他
設置許可申請等の手続き(許可・承認・認可・届出等)
法令違反に対する措置(設置許可の取り消し・使用停止命令他)
定期点検
危険物取扱者、危険物取扱者免状の交付・書き換え・再交付他
保安講習
危険物保安監督者、危険物施設保安員、危険物保安統括管理者、所有者等の責務他
移動タンク貯蔵所、移送の基準
危険物運搬の基準
貯蔵・取扱いの基準
2章 基礎的な物理学・基礎的な化学
燃焼の基礎知識、完全燃焼と不完全燃焼
燃焼の仕方、燃焼の難易
引火点、発火点、燃焼範囲
消火の基礎知識
自然発火、粉じん爆発、混合危険
静電気
物質の三態、比重、沸騰、気体の性質、潮解・風解
熱と熱容量、熱量の計算、熱の移動、液体(ガソリン)の膨張計算、湿度、物理総合
物理変化・化学変化、単体・化合物・混合物、化学反応・熱化学他
金属・イオン化傾向・腐食、有機化合物
酸・塩基・pH、酸化と還元他
3章 危険物の性質・火災予防・消火の方法
危険物の類ごとの性質
第4類危険物に共通する特性
第4類危険物に共通する火災予防
事故事例
第4類危険物に共通する消火の方法
第1石油類その1(ガソリン)
第2石油類(灯油・軽油・酢酸・キシレン他)
第3石油類、第4 石油類、動植物油類、第4類全般
特殊引火物、アルコール類
第1石油類その2(ベンゼン・トルエン・アセトン他)