改訂2版 エネルギー工学

エネルギー工学

  • 発売日: 2018/02/27
  • 著者: 関井康雄/脇本隆之
  • 判型: A5判
  • 頁: 339
  • ISBN: 978-4-485-30256-9
  • 定価: 3,190円(税込)
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電気エネルギーの発生と輸送の工学について学ぶ学生の教科書、参考書として執筆されたもので、電気エネルギーを大量に創生するための発電技術である水力発電、火力発電、原子力発電に加えて、化石燃料の枯渇と地球環境の保全の観点から近年重要性が増している再生可能エネルギーを利用した太陽光発電、風力発電、地熱発電、並びに燃料電池発電と電気エネルギーを需要地に送るための電力輸送システムについて記述しています。

(初学者でも理解できるように電気エネルギーの発生と輸送システムの原理と、具体的なシステム構成に関する必須の事柄について、最近の動向を交えながら記述しています)

日本における原子力発電や再生可能エネルギーを利用した発電の状況が大きく変化し、地球温暖化防止のための新たな国際枠組みである「パリ協定」も採択されるに至っています。本書に掲載されている統計データをリニューアルするのと併せて、これらの状況の変化を反映させた内容に書き改め、エネルギー工学に関わる現状を的確に紹介することとしました。

第1章 エネルギーの概念

人類とエネルギー

エネルギーとエネルギー資源

エネルギー変換と発電

 

第2章 水力発電

水力発電の概要

水力発電の原理

水力発電所の土木設備

水車と水車発電機

水力発電所の運転と保守

水力発電所の建設

 

第3章 火力発電

火力発電の概要

火力発電の原理

熱機関

水蒸気の状態変化と汽力サイクル

火力発電所の設備

複合サイクル発電 

環境保全対策

 

第4章 原子力発電

原子力発電の概要

原子力発電の原理

原子炉の理論

原子炉と原子力発電所

軽水炉による原子力発電所

原子力発電所の防災

核燃料サイクル

 

第5章 再生可能エネルギーによる発電

太陽光発電

風力発電

地熱発電

再生可能エネルギー利用プロジェクト

 

第6章 燃料電池発電

電池の原理と構造

燃料電池発電システム

燃料電池の開発ステップ

 

第7章 電力輸送システム

電力輸送システムの構成

送電システム

変電所

配電システム

 

参考文献

 

索引

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